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いもじろうの読書ログ

年間100冊を目標に、日々読みためた本のレビューをしています。

きんぎょが にげた と さよならのひこうせん

五味太郎

  本日は最近読んだ絵本をご紹介します。

2冊紹介の予定だったのですが、1冊はなんともう販売されていないようです・・・。

 

きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)

きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)

 

 

これは有名な作品ですね。早ければ1歳半くらいから親子で楽しめる絵本です。

タイトルの通り、逃げた金魚を探す絵本で、ウォーリーを探せの子供版と思ってください。

赤を中心としたカラフルな色使いでとてもかわいらしい絵です。

TSUTAYAなどの書店に行くとたいてい置いてあるので見かけた方もいらっしゃると思います。

金魚を見つけられたらたくさんほめてあげてくださいね

 

 

もう一冊、「さよならのひこうせん」を紹介しようと思ったのですが、すでに販売中止のようです。

残念です。

押入れの中にいるネズミ一家を女の子が見つけて、引っ越しを手伝ってあげるお話です。

温かさを感じる絵で、ストーリ―もわかりやすく子供もとても気に入っていたのですが・・・。

BookOFFなど中古書籍の店に行けばまだあるかもしれませんので、見つけたら手に取ってみてください。

 

利休にたずねよ / 山本兼一

山本兼一

 

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

 

 こちらも映画化された1冊です。

本を読む前に映画の感想を目にしてしまったので、少し先入観を持って読んでしまいました。
内容はタイトルの通り、千利休のお話です。

ただ、その内容は史実と異なります。

小説なのですから相違があって良いと思うのですが、確かに腑に落ちない箇所がいくつかありました。


さらに映画では海老蔵さんが利休を演じていることも知っており、途中から利休ではなく完全に海老蔵さんに・・・。

なんとか最後まで読み切りましたが、まったく読んだ気がしない。

余計な知識がなければもう少し楽しめたと思うので、とても残念です。

また忘れたころに読んでみます。

永遠の0 / 百田尚樹

百田尚樹

 

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

 

 映画化され、何かと話題のこの1冊をようやく読むことができました。

ニートになりかけの弟と利発な姉が、自分の祖父の過去を知るために戦友にインタビューをする形で話が進みます。

私の大好きな第2次世界大戦のお話。言わずもがなですが、ゼロはゼロ戦のゼロで、特攻で死んでいった兵士達の話です。

特攻隊の話には、とにかくお涙頂戴系のものが多かったり、国のために死んだ若者を賛美したりするものが多いですが、この作品はそれとは少し異なった切り口で書かれており、最後まで本当に楽しく読むことができました。

「十死零生」・・・この言葉が何度か出てきますが、特攻へ向かう若者の心情を思うと心臓のあたりが締め付けられるような感覚があります。

戦争経験者の祖父がまだ健在で、よく話を聞かせてもらいます。祖父もぜったいに死にたくないと思っていたということです。

特攻へ向かった彼らも同じ気持ちだったと思いますが、最後まで気丈にふるまうあたりは、今思い出しても涙が出そうになります。

海軍の無能っぷりや、突撃直前にモールス信号を打つあたりなどまだまだ書こうと思えばたくさんあるのですが、長くなりますので私の感想はこの辺で終わりにします。

一部読解できない箇所がありました。それは、姉の婚約者でごたごたするあたりや、老人に対してキレるあたりです。

うーん。婚約者のあたりは本当に好きな人と結婚しろと言うこと?ですが今回の作品にはそういったテーマはなかったような気がします。

何らかの意図があるのだと思うのですが、どうしても読み取れませんでした。

戦争が好きな方は是非読んでみてください。そうでないかたも、読んで損はない1冊です。

 

堕落論 / 坂口安吾

坂口安吾

 

堕落論

堕落論

 

 こちらも棚を整理したら奥のほうから出てきた1冊です。初読は確か高校生だったような気がします。

その時読んでもさっぱり意味が分からず、大学生になって再読したときもよくわからなかった記憶があります。

にも関わらず学生時代は愛読書の一つとして偉そうに語っていたような記憶がうっすらとあります。

思い出したくもない黒歴史を思い出してしまった・・・。

もういい大人になったので、多少は内容がわかるかと思って読んでみました。


この作品は坂口安吾の考え方を書き連ねた作品です。


などという感じですね。

坂口安吾の考え方を理解するというよりかは、こんな見方もあるのかという印象を受けました。

つまり、いいおじさんになっても結局は彼の考え方を消化することができなかったと。


この人は薬物びたり、競輪好き、躁鬱病らしく、なんだか激しい人ですね。
ある程度精神が錯乱した状態で書き上げた文章もたくさんあるでしょう。

彼の生き様とともに味わうと、また違った楽しみ方があるのではと思います。

私もこのブログを含めて駄文はよく書きますが、日ごろから深くものを考える習慣を持っている人の頭の中というのはこんな感じなんですかね。

 

ストレンジ・デイズ / 村上龍

村上龍

 

ストレンジ・デイズ (講談社文庫)

ストレンジ・デイズ (講談社文庫)

 

 実家に帰って本棚を整理していたら、ずいぶん前に読了した書籍が数冊見つかりました。

その中の1冊を再読です。

 

お金持ちのおじさんと若くてきれいな女性が主人公の作品は好きで、できればこうなりたいとつねづね思っているのですが、現実はなかなか・・・。

今回のおじさんは会社の代表取締役でベンツを所持し、妻も子供もいるよくある設定のお金持ちです。


若くてきれいな女性はトラックの運転手という少し変わった設定です。

コンビニでおじさんと出会ったことで、彼女の人生は変わってしまいます。

彼女の特技は他人を模倣するということ。相手をよく観察し、しぐさや行動や話し方を想像してそっくりそのまままねてしまうのです。

彼女を女優として成功させたいのか、自分のものにしておきたいのかおじさんがもやもやしながら物語は進み、終わります。

村上氏の作品は読み終わると体力を消耗する作品が多いのですが、これもなかなかハードな内容でした。

比較的薄いのですが、文字がびっしり書かれており、読みごたえがあります。

イン ザ・ミソスープと比較すると体力の消耗が少なかったので、比較的軽い感じのレビューとなりました。