残穢(ざんえ) / 小野不由美
小野不由美氏の1冊。タイトルに惹かれて読んでみました。
読み方はざんえ。穢はけがれとかそういった意味合いがある文字です。
死鬼を代表作として、こわーいお話が有名な小野氏ですが、この本はすこし変わっています。
いわくつきの物件に住んでいる読者からの手紙がきっかけとなり、その怪奇現象の元を調査していく・・・・そんなお話です。
大家さんを訪ねたり、その住居を作る前に何があったのかを調べていきます。
文章の途中である心霊現象の描写はさすがです。読んでいると本当に怖くなります。
けがれが伝染病のようにうつったり、うつされたりしていくのは冷静に考えるとちょっと怖いですね。
個人的にはノンフィクションじゃないのかと思っています。