いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

幕末 維新の暗号 / 加治 将一

幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)

幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)

 
幕末 維新の暗号(下) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)

幕末 維新の暗号(下) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)

 

この本は親しい人から読んでみれば?と薦められた本です。

 

明治維新の知識は「そういえば学校で習ったな~」程度のもので、坂本竜馬だの、勝海舟だの西郷隆盛だの名前を知っているくらいです。

 

よく考えれば徳川を倒して天皇制を復活するなんて、並大抵のことではないはずですよね。

 

授業で教えてもらったことや、教科書に載っていることはほんの一部で、表には出てこないいろんな力や思いが働いたことはなんとなく想像できます。

 

フルベッキ写真というものがキーとなって物語は始まり、いろいろと調査をしていくうちに、驚くべき事実が明らかになっていくという話です。

 

調査の途中でちょっと変わった人から文句を言われたり、一緒に調査をしていた人が不審な死を遂げたりのあたりは少しできすぎの気がします。

 

ですが、思わずうなずいてしまうような箇所もいくつかありひょっとしたら・・・と思ったことも事実です。

 

私はフルベッキ写真を始めて見たときに強い違和感とバランスが取れていないような印象を受けましたが、この小説に書いてあるような話は眉唾ものだと思います。
 

分類としては、911事件のアメリカ陰謀説や、ダイアナ妃の自動車事故陰謀説などと同じではないかと思います。

 

興味あります?正直私はこの手の話があまり好きではありません。