ライスカレー / 倉本聰
時間が限られていたので、中身をよく見もせずに借りてしまいました。しかも発売日が1986年。少し古すぎました。
この書籍はシナリオブックと呼ばれており、登場人物のセリフが中心に書いてあるものです。
内容から想像するに、テレビドラマ向けの脚本でしょう。
あらら、しまったなと思ったのですが、せっかくなので読んでみることにしました。
30年くらい前の日本が舞台だと思います。
寿司屋の板前修業をしていた若い男子たちが、海外でライスカレー屋をやろうという話を持ちかけられたあたりから物語がスタートします。
とんちんかんな英語のやり取り、親友との別れ、海外での新しい恋などそれになりに楽しめました。
シナリオブックのいいところは、登場人物や風景の描写が少ないので、自分の好きな人や知っている人を当てはめて読むことができるという点でしょうか。
図書館でなければ絶対に読まないような一冊ですね。たまにはこんなのもありです。