いもじろうの読書ログ

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 / 村上春樹

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 

出版されてずいぶん経ちましたが、村上ファンとしてはやはり読んでおこうと思い、先日やっと読了いたしました。

 

あまり酷評されているわけでもなく、絶賛されているわけでもなかったので、よくも悪くも普通なのかなぁと思っていました。

 

酒と音楽とsexと。。。。この感じは変わらずといったところですね。

 

ノルウエーの森で受けた衝撃ほどはなかったものの、それなりに村上ワールドに入ることができた作品だったと思います。

もう読み慣れてしまったのですかね。

以前は村上氏の本を読み始めると本当にのめりこんでしまって、でられないくらいだったのですが、最近はどこか冷めた感じで読んでしまいます。

4名の友人みんなにまともに会えるとは思っていませんでしたが、シロの件は最後までうやむやでした。

 

個人的にはもう少し物語があってもよかったと思います。あれじゃあまりです。

こういった微妙なバランスというのは現実にもよくある話ですね。

ですが、意外と簡単に壊れてしまうこともみなさんご承知だと思います。男女のグループであればなおさらです。

さてと、次は何を読もうかな。