いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

白夜行 / 東野圭吾

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

 

あんまり好きじゃないとか、いやだいやだと言いながら東野圭吾の本は結構読んでいるんですよね。

 

今回は有名な白夜行。友人から「嫌がらずに、とりあえず読め」と言われたので読んでみました。結論から言うとこれはなかなかおもしろかったです。

今まで読んだ作品の中で一番好きです。ページ数もちょうどいい感じ。

やっぱりこれくらいボリュームがないと読んだ気がしないですね。

途中の伏線が(東野氏の場合はこう呼んでいいのか疑問だが)はっきり書かれすぎているところはやっぱり好きになれない。

 

また、見るからに犯人っぽい人がでてくるけど殺されちゃうみたいな、火曜サスペンス系のストーリもちょっと苦手。

この人の作品はどれを読んでもテレビっぽい印象を受けるのだが、俺だけなんだろうか。

 

話の序盤から犯人が分かってしまっていたので、ラストどうなるのか楽しみにしていました。

男のラストは良い意味で裏切られた感じだったが、女性は悪い意味で裏切られた感じでした。

容疑者Xの献身と同じように、この人の作品は無償の愛とか、陰ながら支える愛ってのがテーマなんだと思っています。またしばらくしたら違う本にも挑戦します。