グロウブ号の冒険 / 井上ひさし
相撲取りと南国って似合うよなぁ。と思いきや、相撲取りがインテリだったり、海賊が攻めてきたり学者がでてきたりといろいろ混ぜってて面白いです。
ただこの作品、未完成なので、途中でぷつんと切れちゃうんです。
うわーーー、面白かったので余計にストレスがたまりますw
だれか続き書いて欲しい。。。
私だったら、結論はこうしたいです。
最終的な「宝」はただの文字列でその物に大きな意味は無かった。
だけどその島の住人はこれがきっかけで一致団結し、島が大いに繁栄する。
繁栄って言うのは金銭的なものではなく、誰もがその島を好きになり、そこで暮らしている人は誰もが健康的に一生を終えるみたいな繁栄です。
戦争になっても中立地域として手をつけなかったり、漂着した敵同士が交流を交わし、戦争を終結させてしまうような、そんな不思議な島。
しろばんばで有名な井上さんですが、こんな愉快な小説も書かれているのですね。