いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

失われた町 / 三崎亜記

 

失われた町

失われた町

 

となり町戦争を夢中で読んだ記憶があったので、目についたこちらの作品を読んでみました。

 

突然町が消えてしまうのです。そこにいる人も当然いなくなります。町の消滅を阻止するために、いろいろな人が世代を超えてがんばります。

 

そんなお話です。

 

SF?ファンタジー?いや恋愛小説でもなくてヒューマンドラマ?

 

とにかくいろいろなものがたくさん詰まっている作品です。

 

個人的には分離しちゃったお母さんが亡くなるところが一番印象に残りましたね。

亡くなるというよりかは、町に取り込まれたという表現のほうがふさわしいかもしれません。

 

感情抑制や消滅順化などの造語も多く使われており、作品に独特のアクセントを付け加えていると思います。

 

だけど、その辺のくだりは目が文字をはじいてしまったので、ついつい読み飛ばしてしまいました。

 

読了後は、なぜかとなり町戦争をもう一回読みたくなりました。