いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

イスラーム的―世界化時代の中で / 大塚 和夫

 

イスラーム的―世界化時代の中で (NHKブックス)

イスラーム的―世界化時代の中で (NHKブックス)

 

難しかったです。専門家が書いた書籍ですので、前提知識がある程度ないと難しいですね。

書籍でいうところのイスラム的な考え方も日本人にない考え方で、そちらもわかったとは到底言えません。


以前youtubeで若い男女が投石によって公開処刑される映像を見ました。

不倫とか婚前交渉とか改宗などが原因だったと思いましたが、投石をしているのが一般市民であったことに衝撃を受けました。

なんて恐ろしい宗教なんだろう、どうしてそうする必要があるのだろうと思っていましたが、この書籍にはその理由らしきものが書いてありました。

イスラム教徒の教えの中に、一生に1回は聖地巡礼をしなさいというものがあります。

そして日本の神社でおまいりするように、巡礼にはルールがあります。

 

巡礼の中の儀式のひとつに、3本ある悪魔の柱に向かって石をぶつけるというものがあるそうです。

 

簡単に言えば悪魔祓です。

 

若い男女は悪魔に取り付かれている。それを祓うために、投石によって処刑をすると...



イスラム教って怖いイメージがありましたが、本当はそうではなく他の宗教同様、平和を求める宗教だということも記載がありました。



いずれにせよ人を救うはずの宗教が理由で戦争が起こるのは悲しいことですよね。