いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

ジバク / 山田宗樹

 

ジバク (幻冬舎文庫)

ジバク (幻冬舎文庫)

 

 年収2千万を稼いでいて美人の嫁がいてと何不自由ない生活をしているように見える主人公ですが、同窓会でであった前好きだった人に出会ったことがきっかけで坂道を転がるように転落するというそんなお話です。

途中に救いはないのかなんて思いながら読みましたが、結局最後まで転がり続けます。

ちょっとしたことがきっかけでこういうことってあるんでしょうね。

世の中には成功した人の話はあふれていますが、こんなかんじで、何もかもなくしてしまう人も圧倒的に多いんでしょうね。

でも毎日何事もなく過ごす人生がいいものとは限りません。

私もつい足を踏み外しそうになりますが、踏みとどまれる範囲にしておかないと大変なことになりますね。

転がり続けるお話が好きな人は読んでみてください。