いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

たたり / 雨宮町子

 

たたり

たたり

 

表紙とタイトルから小野不由美氏の屍鬼のような作品だろうと思って読んでみました。

 

舞台は築100年はたっているであろうと思われる洋館です。

 

事情があってそこに引っ越してきた夫婦にあれが取り付いて大変なことになるお話しです。

 

はじめは違和感を感じる程度なのですが、それが物語の進展とともに確信に変わっていき、エンディングに向けて駆け上がる感じはとてもよかったです。

 

これ続き読むの怖いなぁと思いながらもやめられないという感じになること間違いなしです。

 

タイトルはたたりというよりは穢れとか禁忌に触れるのようなニュアンスのほうがしっくりきますね。