いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

どれくらいの愛情 / 白石一文

 

どれくらいの愛情 (文春文庫)

どれくらいの愛情 (文春文庫)

 

この人の本はタイトルの付け方がうまいなぁといつも思っていて、つい買っちゃいそうになるんですがなぜか購入しようとは思わないんだよなぁ。



いくつかのショートストーリがつづられています。テーマは死と不倫と好きな人への無償の愛かな。どのお話も人が死んで不倫して、無償の愛に気づかされるような話です。

結構ハードな内容なのですが、どの作品もタイトルと同じくきれいな感じでストーリーが展開されていきます。

実際にここまでの愛を与えてくれる人がいたら引いちゃうんじゃないかと思いますが、小説だからなのかあまり嫌味な感じは受けず、スッと入ってきます。

不倫願望はありますが実際そうなったらめんどくさそうな気がしますね。Hだけって関係なら楽なのかもしれませんが、それはそれでむなしいんでしょうね。

まあ、そういうのはモテる人ならありそうですが、甘めに評価しても平平凡凡の私にとっちゃ夢のまた夢かな。

この人の他の作品もこんな感じかな?ちょっと挑戦してみるかな。