いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

自分の中に毒をもて / 岡本太郎

 

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

 

 今の若い人は知らない人なのだろうなぁ。

 

私の親の世代に強烈なインパクトを与えた人であろう、この人の作品を読んでみました。


この手の本は結構読んだのですが、あたり前のことをまとめただけか、わざと逆のことが書いてあるかのいずれかで自分の血や肉となったかは疑問に思っていました。


その点、これは良かったですね。特に「政治」と「経済」と「芸術」が生活の基本となるべきといったくだりは、芸術家ならではの視点だと思います。


本当にそうなったもっと世の中楽しいんじゃないかと思います。


結婚して子供ができてこのまま平凡な一生を終えるのは確かに嫌なんです。ですが次の一歩がなかなか出せない。それが正直なところです。



勇気を出して一歩踏み出してみようかと思った貴重な一冊となりそうです。