いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

スナーク狩り / 宮部みゆき

 

スナーク狩り (光文社文庫プレミアム)

スナーク狩り (光文社文庫プレミアム)

 

 スナークっていったいなんだろう。スネークなら知っているが…と疑問に思ったことと、久しぶりに宮部氏の作品を読んでみようと思い購入しました。

登場人物としてはライフルを持った美人と、ひどい元彼氏と、それから温厚だけどわけあり釣具店のおじさんと店員。あとは人の良い総務部のおじさんとその子供。

それ以外にも刑事も出てくるし、性悪な夫婦も出てきます。

 

私が苦手とする登場人物の多い人で、途中であれ?この人どんな設定だったっけなんて確認しなければならないことは置いといてと。

 

ライフルを持った美人を中心にいろんな人がいろいろ絡み合って物語が進んでいきます。最後の終わり方はちょっとモゴモゴする感じです。


ハッピーエンドとは言えないのですが、こういう終わり方は嫌いじゃありません。

やったもん勝ちというか、自分のわがままを通したもん勝ちというか、結局一番被害を受けるのは善良な市民なんだろうなと思います。

あとスナークのネタ晴らしが最後にあります。先にこの話を知っていたら楽しさ倍増だったかもしれませんね。

できればスナークって何かを確認してから読んでみることをおすすめします。