いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

痴人の愛 / 谷崎潤一郎

 

痴人の愛 (新潮文庫)

痴人の愛 (新潮文庫)

 

日本の名作を読もうと思い、教科書で何度か取り上げられている谷崎潤一郎の有名作品を選びました。

実はこの本は高校生くらいの時から気になっていたのですが、借りることができなかったんです。

それはタイトルに『痴』ってついていたため、ずっといやらしい内容だろうと思っていたんです。

それを思い出していい年になった今ならいける!と思って読んでみました。

男と女の恋愛ものなのですが、女のほうが極悪で浮気しまくりで男が稼いできた金使いまくりなのです。だけど男は別れられない・・・。そんなお話です。

最後はきっと改心するはずと思って読み続けたのですが、最後まで性悪女はかわりません。昔からこういう女いるんでしょうね。

最後は救われて欲しかったというのが個人的な感想でした。いつの時代も男女の関係というのはそれほど変わらないのかもしれません。