いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

下山事件(シモヤマ・ケース) / 森達也

 

下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)

下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)

 

昭和を代表する怪事件である下山事件

下山事件については全く知らず、猟奇殺人系のお話かと思っていたのですが、実話と聞いてびっくりです。

1949年(昭和24年)7月5日に国鉄総裁の下山氏が轢死体で発見されます。

警察からは自殺として報告されたのですが、現場の証拠や当時、事件にかかわったとされる関係者から話を聞くとどうやらいろんな「大人の都合」があったらしいです。

その調査の過程のようなものがこの書籍で紹介されています。

下山事件に関してはこの書籍以外にも多くの関連書籍が出ています。

当時は大ニュースになったらしいので、祖父に聞けばもしかしたらもう少し詳しい話を聞けるかもしれませんね。

人を殺してまで守りたい利権ってなんなんでしょうね?そこがまず引っかかる。

下山氏が悪いことしてたわけじゃなさそうですし、もっと他にやり方があったような気がしますね。