GOTH 夜の章 / 乙一
久しぶりに乙一氏の書籍を読もうと思い選んだ一冊です。非常に薄いのであっという間に読むことができ、乙一氏のちょっと不気味な感じを十分に味わえることができました。
中心となる登場人物は高校生の男女です。どちらも「死」に対して特別な感情を抱いています。
彼らの周りで起きた殺人事件3つが書きつづられており、どの話も結構な・・・いやかなり猟奇的な殺され方をします。
個人的には最後の作品が一番好きです。
タイトルとなっているGOTH(ゴス)はゴスロリのゴスと著者が記述しています。ですが、ファッション的なゴスはあまり出てきませんのでそっち方面が好きな方は期待をしないで読んでください。
★を3つにしてしまったのは、妹をもう少し活躍させてほしかったという思いと、もう少し長くできそう、続編を期待したいと思ったからです。
また、どうもテンポが速くなってしまうと追いつけなくなるみたいで、私の読解力ではすっと入ってこないところがありました。
この人の作品はたまに読みたくなるなぁ。