イヴの夜 / 小川勝己
俗嬢なのに人見知りな女性と、人付き合いが苦手な男性がいろいろあったけど最終的にうまくいっちゃうというお話。
男性は付き合っていた彼女が何者かに刺殺され、心身共にぼろぼろになっちゃうんですが、イブの夜に彼女と約束をしていたことを思い出し、風俗店に電話をかける。
そこが出会いとなり、まーいろいろあるんですがストーリーはテンポよく展開されますし、なかなか先が読めない展開だったので最後まで楽しむことができました。
殺人や風俗など取り扱っている内容は結構刺激的な内容だったと思いますが、物語の中心となる風俗嬢の女性も、男性の彼女もあまり色気がない感じです。それが物語の雰囲気にぴったりでよい味となっています。
おそらく素朴な感じを出したかったのではないかと勝手に判断しています。
この人の作品は好きです。次は何を読もうかな。