食堂かたつむり / 小川 糸
ユニークなタイトルと、確か映画化されていたことを思い出して借りてみました。
母親が死んでしまう話なので、悲しいことは悲しいんですが、それよりも印象に残ったのがおじいちゃんの話や、ブタちゃんの話やハトのお話が結構残酷だったことですね。
物語そのものはほのぼのした印象を受けるのですが、それらのお話が良いアクセントとなっていたような気がします。たぶん映画ではカットされているんじゃないかな。
生きるってことは本当に罪深いことだよなぁ。それをしみじみ感じた作品でした。
映画では柴咲コウと、あのトンデモ精神科医の映画でも出ていた余貴美子。
二人のイメージがあまりにぴったり過ぎて驚くほどです。
電車の中で読み切りましたが、3回くらい泣きそうになったお話でした。
でも、恋人がインド人ってなにか意味あるのかな?多少料理に影響はでていたけど、深い意味はないのかな。