いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

永遠の仔〈下〉 / 天童荒太

 

永遠の仔〈下〉

永遠の仔〈下〉

 

やはり下巻も面白くて一気に読み切ってしまいました。

 

上巻では明らかにされなかった優希の過去が明らかにされていき、同時に殺人の犯人も明確になっていきます。

 

過去の殺人の犯人を主人公の3名は誤解していたみたいですね。

 

ありきたりですが、そうきたかという感想を持ちました。登場人物のそれぞれの心情がうまく書き分けられていて、自分自身はこの中のどれに近いだろう・・・・なんてことを考えながら読むことができました。

作品中では、児童虐待以外にも老人介護の問題についても触れられています。

今回は3人の子供中心で物語を読みましたが、両親側として読んでみるとまた違った感想を持つことができると思いました。

それにしても久しぶりに手ごたえのある作品を読むことができました。