べろなし / 渡辺球
タイトルが良いね!気に入って手に取ってみました。時代は第2次世界大戦中のお話ですね。
軍国主義に反対する人々がいろいろやっちゃって、いろんな人が不幸になったり、感動するお話です。
途中までは思想にかかわる話かと思っていたのですがどうやらそうでもないみたい。
べろなしってタイトルはおそらくべろがないつまり、しゃべれない or しゃべらないということだと思います。
つまり、当時は戦争反対ということが言えなかったため、このような考え方を公表することができなかったということかと思います。
しかし登場人物がヘロイン中毒である意味や、工場でのお話、そして最後の思想警察の動きなんかがちょっとバラバラしているイメージを受けました。
その裏になにかあるとはおもうんだけど、読み取れなかったなぁ。。。
通常の書籍よりは少し感覚の違う内容だったと思います。