いもじろうの読書ログ

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憲兵だった父の遺したもの―父娘二代、心の傷を見つめる旅 / 倉橋綾子

 

憲兵だった父の遺したもの―父娘二代、心の傷を見つめる旅

憲兵だった父の遺したもの―父娘二代、心の傷を見つめる旅

 

 

第2次世界大戦中、祖父が補助憲兵だったと聞いていたので、少し憲兵の仕事を確認してみることにした。

正直言って読まなきゃ良かった・・・。間違いなく祖父も人殺しているよ。

全体としては面白く、憲兵のことを調べるための参考資料や団体が書いてあったのは非常に良かった。

戦争の話となるとぼろぼろにやられた硫黄島や沖縄のことが強調されがちだけど、中国方面の情報が書いてあり、勉強になった

また、すこし被害者に肩入れしすぎの印象があります。確かに日本軍がひどいことをしたのでしょうが、双方の意見を同じくらい聞いて判断すべきかなぁと思います。

すこし感情のアピールが強い点も気になりましたが、戦争について知りたい人は兵器や作戦の話以外にも、こちら方面の知識も身につけて欲しいと思います。