アヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂幸太郎
しばらく重い話が続いたので、楽しみにしていたこれを読みました。
この人の本は好きだ。2~3年か、もう少し前になると思うのですが、オ―デュポンの祈りを読んでそっからはまってしまいました。
この人の作品は映画のサウンドオブミュージックのような大草原のイメージがあるんですよね。
今回の作品も期待して読みました。いつものような大草原が広がる・・・といったものではありませんでしたが、とても楽しく読めました。
正直なところ前半はうまく物語がつながらなく、今回は珍しくハズレか?なんて思いました。
後半から流れに乗ってぐいぐい読み進めることができました。
なんと言ってもコインロッカーのところ。これまでの伏線はすべてそこに凝縮されていて好きだなぁー。
この人の作品には透明感というか、シンプルというか、そういったものを感じます。
本にそんな感想をつけるのはおかしいと思うけど、いろいろ読んだ中では、それを感じることができたのは今のところこの人だけです。
村上春樹もこんな話作ってなかったっけ・・・なんて思い、検索してみるとすでにこのことに触れている人がwww
同じようなことを考える人は多いもんですね。どの作品かは皆さん言わずもがなだと思いますので省略いたします。