いもじろうの読書ログ

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世田谷一家殺人事件―侵入者たちの告白 / 斉藤寅

 

世田谷一家殺人事件―侵入者たちの告白

世田谷一家殺人事件―侵入者たちの告白

 

 ジャーナリストである著者が世田谷一家殺人事件の犯人に迫るという話(実話)です。
この事件は、多くの物証が残されており犯人は簡単に捕まると言われていました。ところがまだ犯人は逮捕されていません。

動機が明確でない点や殺害後も部屋に居続けるなど犯人の奇妙な行動が捜査を混乱させたのだと思われます。

著者はこの事件の犯人は韓国・中国人で構成されたクリミナルグループであるとし、この本でその結論に達するまでの過程をまとめています。

以前読んだアメリカ海軍の兵士が犯人だという書籍に比べると動機も含めてほとんどすべて説明されており、納得感がありました。

クリミナルグループのメンバーに会うことができた個所など、少しできすぎの感じもしましたが、全体的には面白い内容です。

未解決事件は好きなかたは仮説の一つとして読んでみてください。