ぐるぐる猿と歌う鳥 / 加納朋子
何気なく選んだ本にものすごいはまる作品ってありますよね。私にとって加納氏もはまっちゃった作家のひとりです。
最初に読んだのがコッペリアなのですが、それから私のお気に入りの作家になり、定期的に本を読ませていただいています。
装飾がカラフルで前から気になったこの本を今回読んでみました。
北九州に引っ越してきた少し落ち着きがない小学生と、彼を取り巻くちょっと変わった友達の話です。
作者もあとがきで触れていましたが、方言に少し違和感があります。
北九州近辺にお住まいの方は「ちがうよ!」と言いたくなると思いますよ。
終始作者の大切な思い出を少しずつ取り出すようにして書かれており、とても幸せな気分になりました。
久しぶりに古い友人と話したくなるそんな1冊です。