いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

ヴィヨンの妻 / 太宰治

 

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

 

 言わずとしれた太宰治の作品です。この書籍はヴィヨンの妻他、いくつかの短編小説がのっており、すべて夫婦愛のお話となっています。

さすが太宰治と言うべきか、どの小説もお涙ちょうだいの夫婦のお話ではなく、世間一般からするとちょっと変わった関係のお話です。

太宰治と言う人はきっとモテたんでしょうね。それにしてもこの作風と言うか独特の雰囲気はさすがと言うべきです。

私が結婚しているからかもしれませんが、走れメロス人間失格なんかよりもこちらの小説の方が楽しく読めました。

薄っぺらい書籍なんですが、読み終えた後、久々にお腹いっぱいの感じになりました。オススメします。