いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

人間はどうやって死んでいくのか / 米山公啓

 

 心臓が止まってもすぐには死なないはずですからその間どうなっているんだろうとか、脳死の状態が一体どのようになっているかとか昔から疑問に思っていました。

そのためこの本を手に取ってみたのですが、なかなかわかりやすく書かれており、大変勉強になりました。

厚生労働省が毎年発表している死因順位をご存知ですか?
<a href="http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html">http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html

表は見にくいのですが、40代以降からは悪性腫瘍つまりがんが1位となっています。

ですがこれはどうやら医師の記載する死亡診断書の結果を取りまとめたものらしいのです。

その死亡診断書の書き方次第で、このランキングはどうとでも変わるそうです。

さらに、がんが直接的な理由となって死ぬということはないとのこと・・・。

これには驚かされました。

死の直接的な原因となる器官は、脳、心臓、肺、腎臓とのことです。

あまり書いてしまうとネタバレになっちゃいますので、この辺で。

この手の本を読んでいるとなぜか鼓動が激しくなったり頭がくらくらしてしまいます。