放浪記 / 林芙美子
森光子さんのでんぐり返しがあまりにも有名なこの作品ですが、手元にあったので読んでみました。
これは林氏の日記です。大正時代の様々な出来事がいきいきと書きつづられており大正時代のブログといったところでしょうか。
いろいろな事に悩んだり、喜んだりすることはいつの時代も同じですね。
本人はこれを公開するの恥ずかしくなかったのだろうか・・・。
私も日記を付けていたことがありますが、それを公開することなんてとんでもないことです。
カフェの女給やら、セルロイド工場の女工など現代の時代ではなくなってしまったものや言葉がたくさんでてきて、時代を感じさせます。
感動をしたというよりは、当時の生活を疑似体験できるような内容ですね。
大正時代が好きな人は読んでみてください。