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人生最高の一冊と一本が見つかるまで

クラクラ日記 / 坂口三千代

 

クラクラ日記 (ちくま文庫)

クラクラ日記 (ちくま文庫)

 

 読みたいものリストに入れていた1冊です。図書館にあったので思わず借りてしまいました。

坂口安吾の奥様が書いた日記で、約10年にわたって連載されたものをまとめた本です。

安吾氏のみならず、常に一緒にいた三千代氏も相当に壮絶な人生ですね。



酒、女、ドラッグ、長期無断外泊、度重なる引っ越し、入院、そして昼夜を問わず働く夫。

支えるという表現は適切ではないですね。一心同体で生きたというほうがふさわしいです。

安吾氏の作品をそれほどの数読んだわけではありませんが、私はこちらのほうが親しみやすく、最後まで飽きずに読めまし

あの有名な川端康成やこないだ読んだばかりの林芙美子氏なども出てきてびっくりです。

当時の生活の様子が生き生きと描かれており、放浪記に負けないくらいオススメしたい1冊です。

この時代ってむちゃくちゃな気がするんですが、ものすごく人間らしい生活をしていた感じがするのは私だけなのでしょうか。


日記の頭についているクラクラですが、私は次の2つかと思っていました。

  • 安吾氏の薬(ドラッグ)を飲んでくらくらしたからクラクラ
  • 安吾氏といると頭がくらくらするくらい大変だからクラクラ


残念ながらどちらもはずれ。浅はかな知識でした。


それにしてもビブリアで紹介されていたクラクラ日記って

「子供を捨てた母親」という取扱いだったと思う。

読了後の感想は「夫と一心同体」という印象のほうが強かったんだけどなぁ。

うーん、ビブリアの今後の展開も気になりますが続きを読むのはもう少し我慢します。