雪国 / 川端康成
『トンネルを抜けると、そこは雪国だった』で有名なこの作品の再読です。
わたしはちょっと疲れていたのでしょうか。
物語があまり頭に入ってこず、ほとんど内容を味わうことができませんでした。
特に女性の話している言葉や行動の裏側に隠れている心理が読み取れないのです。
これが理解できないからモテないんだろうな。。。
私が知らない言葉がたくさん出てきたのもいけなかったのかもしれません。
たいていは前後からなんとなく判断できるのですが、今回ばかりはだめでした。
人物の心の動きは読み取れなかったものの、風景の描写はとてもきれいですね。
冒頭の電車や雪深い温泉町の風景、そして遠くから見る火事。火事は何かの象徴だと思うのですが、それもわからず・・・。
小さいころ母親がこの作品の冒頭をことあるごとにつぶやいていたので、覚えた気になっていました。
正確には『国境のながいトンネルを抜けると、そこは雪国だった』ですね。
前がだいぶはしょられています。
子供のころはトンネルを抜けるときにいつもこの言葉を思い出して長ければ長いほどドキドキしていたものです。
読むペースが少し早すぎたのかもしれません。この本は数年後にリトライします。
次は少し休憩だな。気楽に読める本にしようかな。