いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

鼻行類 / ハラルト・シュテュンプケ

 

鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)

鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)

 

 奇書として紹介されていた1冊です。入手できたので読んでみました。


まさかこんな本が本当にあるとは・・・。

 

鼻行類(びこうるい)は南太平洋に存在するハイアイアイ群島に生息していた動物です。その後、核実験で絶滅が確認された生物なのですが・・・。


ええと、ここまで全部ウソで、鼻行類と言うのはあくまで想像上の動物で、この書籍は仮想生物である鼻行類についてまとまられた本なのです。


本の体裁は通常の辞典のようになっており、中に書かれている文言も、とてもウソとは思えないくらい、専門的な言葉を交えて書かれています。


スケッチまであるのですが、それが妙にグロテスクというか薄気味悪いというか。。


すごい。 読むというよりは手元に置いておきたい欲求が強い1冊なんですよね。

 

いやーこれほどとは思わなかった。。。


平行植物」「アフターマン」と並んで、有名な書籍らしいです。


読書家を気取ったつもりでいましたが、まだまだ知らない本は山のようにありますね。