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人生最高の一冊と一本が見つかるまで

18禁日記 / 二宮敦人

 

18禁日記 (TO文庫)

18禁日記 (TO文庫)

 

 

なかなかインパクトのある表紙とタイトル。ホラーものということで暑すぎる夏にピッタリかと思い、読み始めました。

 

日記というタイトルのとおり、短いお話が口述形式でいくつも掲載されております。

 

軽犯罪をやめられない人の話はなかなか良かったです。もっと続いてほしいな、もう少し膨らんでほしいなと思いながら読んだのですが、あっという間に終わってしまいます。

 

ブログの乗っ取りのお話も印象に残りました。リアルでありそうな話で、実際はいじめられたほうが悲しい思いをするのが常なのですが、逆襲するなんて。

 

サイト管理人側の行動は一切描写されないので、外野の話から類推するしかないのですが、好きなように想像ができるというのはちょっと気持ちがいいですね。

 

これも、もう少し続いてほしい~と思ったらあっさりと終わってしまうという。。。

 

 

絶対音感の女の子の話もよかった。音階が邪魔になって歌詞がうまく聞き取れず、覚えるのに苦労しているという話をどこかで聞いたことがあります。

 

私には全く分からない感覚ですが、それを取り上げこんな風にしてしまうなんて。家族とも会話できず、友達もいない彼女が一体誰に向けた書いた手紙なのだろうと考えていたのですが、「あなた」ってつまりは私(読者)ってことですよね。

 

気づいた瞬間、この彼女が妙にリアルに感じられぞっとしてしまいました。

 

複数の人の日記を用意するということは、それだけのキャラを考えなければならないので、作者も大変だろうなと思ってしまいました。

 

たくさんのものを少しずつというよりかは、いくつかの話をロングバージョンで読みたかったというのが素直な感想です。

 

こちらは電子書籍でよみました。電子書籍は持ち運びが楽で本当にいいですね。

 

あとは、本の値段さえ下がってくれればもっと普及すると思うんですが。。。