いもじろうの読書ログ&amazon プライム映画レビュー

人生最高の一冊と一本が見つかるまで

ゲット・アウト

 

ューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。

 

こわいこわい。

この映画、精神的に怖くてどうしようもなくなるやつです。

 

ウキウキで彼女の家に行ったのに、親戚の人たちから向けられるあの奇妙な視線。あれは、相手の食べ物を意地汚く奪ってやろうという獣の目ですね。

 

そして、この映画で最も怖かったのはあの黒人のおばあちゃん。年なのか若いのかさっぱりわからないし、涙を流しながら会話するシーンは、ピッタリ表現できる言葉がないくらい薄気味悪い。

 

一体何が起きているの?これからのどうなるの?展開がさっぱり読めず、気持ちが悪いまま物語は終盤へ。

 

車のカギが見つからないっていうのも演技だったのかよ。きれいな顔しやがって、やっと本性を現したなと汚い言葉でののしりたくなるくらい裏切られた気分です。

 

で、それから彼はどうなるの?死ぬの?食べられるの?奴隷にされるの?

 

ああ、もどかしい。早く顛末を教えてくれ。

 

そんな感じで相当引っ張られるのですが、最後の最後で彼が捕らえられた理由がわかります。

 

まあ、とんでもない理由なのですが、そこから彼がもうひと踏ん張り。脱出に成功したものの、走行中の車に突進してきたおばあちゃんを救おうとします。

 

それ、絶対助けちゃダメなやつじゃん。。。

 

無敵のおばあちゃんを何とか退治したところで、今度はおじいちゃんと恋人が襲ってくるという。

 

さすがにこれはバットエンドかと思ったところで、ネタ扱いになっていた親友が助けに来てくれます。

 

登場人物が怖すぎるのと物語の急展開についつい忘れがちになってしまいましたが、運輸保安庁の彼、かなりいいキャラしていますよね。

 

最後に彼が登場することで、一気に緊張がゆるむ演出はとても新鮮でした。

 

この一瞬のためにこれまでのタメがあったんですね。最後にホッとしたところでようやくエンディング。

あー、よかった。

 

終盤で映画のテンポを一気に上げて最後に落とす。こんな構成の映画はあまり経験をしたことがありませんでした。

 

個人的には視聴後の満足度がかなり高かった1本になります。

 

メジャーじゃないけど、見てほしい映画の一つになりそうです。