いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

金曜日が終わらない / アニードルトン

 

金曜日がおわらない (文研ブックランド)

金曜日がおわらない (文研ブックランド)

 

 

数日前、子供が必死になって読んでいたので本のタイトルを覚えておきました。昨日、同じ姿勢でまた読んでいたので、少し話をしてみるとこれで3回目だという。

 

子供向けの本ということで、それほど難解なものでもないだろうと想像し、「ループものだよね?」と聞くと「そうだけど、ちょっと違う。」と。

 

私は再読はほとんどしない派なのですが、人が何度も繰り返し読む書籍というのは気になります。

 

さっそく、子供から本を借りて読ませてもらいました。

 

タイトルどおりループものでしたが、子供のいうとおりちょっと違いました。ループがわかった主人公は、どうせなにをやっても再び金曜日が始まるのだからととっても悪い子になってしまいます。

 

困った人を助けない、いたずらをする、弱い子をいじめる。


それにはすぐに飽きてしまい、しばらくするとそれと逆のことをはじめます。

 

困っている人に力を貸す、テストで満点を取る、弱い子を守る。そうすると気分がとてもよくなり、気になるあの子の反応も上々です。

 

最後に、大好きなお母さんを助けたことで再び時が動き始めます。海外の作品なので学校の生活なんかはちょっとなじまないところがありますが、いろいろと考えさせられる1冊となりました。

 

小学校3~4年生くらいの子にはぜひ読んでもらいたい1冊ですね。