手紙 / 東野圭吾
東野氏の書籍は結構読んでいるんだけど、どうしても合わない作品が多く低評価になってしまうんですよね。
実際はものすごく売れている作家でもあるので、私のレビューはあてにせず、自分で読んでみることをお勧めします。
こちらも人に勧められた一冊。
結論から言うと今まで読んだ中では一番面白かった。だけど相変わらず人が印象に残らない。俺、登場人物が多いものはダメみたいですね・・・。
何冊か読んでみて思ったんだが、東野圭吾はテレビ向けのシナリオライタではないかと思う。
小説を書くときはこの人は○○で・・・って実際の芸能人をイメージながら書いている。だから、人物について詳しく書く必要がないわけ。
そこまで考えて、あんな感じにしているんじゃないかと思う。
内容はシンプルでいたって分かり易い。テンポは私には早すぎる。そして良くあるパターンが延々続いて物語が終わります。
今まで読んだ中だとバッドエンドありませんでした。そのため、今回も悲しい終わり方ではないので、最後まで安心して読むことができたような気がします。
でもこの小説、途中で人物のイメージが変わってしまっているのはちょっとひどいと思った・・・。
うーん、評価厳しすぎだろうか。そんなつもりはないんだけどな・・・。