巷説百物語 / 京極夏彦
京極さんもこれで何冊目だろうか。これもおもしろかった。キャラがいいですよね。
ネットで調べてみたらこれはアニメになったみたいですね。大人の日本昔話として多くの人に普及させてほしい。
妖怪って昔は恐れられていたんだろうけど、江戸時代ではやっぱり娯楽や金儲けの道具だったんだろうと思う。心霊写真というのが一時期はやりましたよね。あれとおんなじ。
デジカメになってからなぜか言われなくなりましたが、きっと幽霊はデジタルには対応していないんでしょうね。
妖怪の説明が冒頭であり、それに絡んだ物語が展開していくというものです。京極氏の独特の言い回しや雰囲気がにじみ出ていて安心して読むことができます。
ほんと繰り返し読みたくなるような作品です。