いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

理科系の作文技術 / 木下是雄

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

 

図書館を利用するようになって、必ず本の背表紙を見るようになりました。なぜかというと出版された年月がいつかすごく気になるからです。

 

この本は初版がなんと1981年。そして手に取ったのは第71版 2011年という書籍で、ものすごーい古くからあって、今も売れ続けている本ということになります。

 

日本語の勉強のために買ってみたのですが、非常にわかりやすくためになります。

 

大学生以上の人向けですね。中学生高校生は論文などを書く機会が無ければ必要ないと思います。

 

小学生の作文としては以下の2つのうち、どちらのほうがほめられますか?

 

A:今日は友達と一緒に遠足に行った、天気も良くて楽しかった。お弁当も美味しかった。
B:10月30日。小学校の同級生3人で足柄山に遠足に行きました。朝から天気は良く・・・

 

当然Aのほうが気持ちが入っているから良いという結論になりますが、Bのようなより具体的な事柄をまとめるための文章の書き方を日本では教えないそうです。

 

なんでもアメリカが良いとは限りませんが、アメリカやイギリスなどではより物事を正確に教える文章の書き方の訓練もするそうです。

 

これ以外にも漢字を使いすぎるなとか、読み手が勘違いしないように気を付けるなどさまざまなことが書いてありました。

 

論文とは異なりますが、ブログも人様に文章を読んでもらうものです。出来る限り読みやすい文章を心がけたいものです。