いもじろうの読書ログ

人生最高の一冊が見つかるまで

恋する寄生虫 / 藤田 紘一郎

 

恋する寄生虫―ヒトの怠けた性、ムシたちの可愛い性 (講談社SOPHIA BOOKS)

恋する寄生虫―ヒトの怠けた性、ムシたちの可愛い性 (講談社SOPHIA BOOKS)

 

寄生虫の性を解説しながら、人間の性についても考えてしまいました的なちょっと不思議な一冊でした。

 

寄生虫というとなんとなく毛嫌いされるイメージがありますが、彼(彼女)らも、自分の子孫を残すために涙ぐましい努力を続けてますね。

 

ゾウリムシのお話なんかはびっくりしました。また、エイズ発症の話もとても興味をもって読むことができました。

 

寄生虫の話は専門的にもかかわらず、わかりやすくまとめられて理解がしやすかったです。

 

この書籍は、詳細な解説の合間に紹介される小話がとても面白かったです。

 

下ネタと言い切ってしまえばそれまでなのですが、著者の知人のやらかし具合がとても面白く、それが書きたいがためにこんな本を出版したのではないかと思ってしまいました。

 

他の本も出されているようでしたらちょっと読んでみようかな。