鳩の撃退法 / 佐藤 正午
息子がまだよちよち歩きの頃、いっせいに飛び立ったハトに驚いて大泣きをしたことがある。
それ以来なんとなくハトは出会いたくない動物ランキングの8位くらいになってしまった。
この本のタイトルをみた瞬間、どのくらいの数のハトに対する嫌がらせが書いてあるのだろうとわくわくしながら手に取った。
さて、どの撃退法から試してやろうかと思いながらページをめくるとどうみても小説だった。
それはそうだ。作家別に並んでいるところにおいてあったし。。。撃退法を記載した本ならば、こんなハードカバーのつくりではなく、表紙にハトの写真か、何らかの装置くらいは乗っていそうだ。
それでも借りるだけは借りた。
手に取ったのも何らかの縁だし、勢いだけで借りてしまえるのも図書館の良いところだ。そして相性のいい作家が見つかることもあるからだ。
読んでみて悲しい気持ちに。。。やばい。内容が頭にぜんぜん入ってこない。
おそらくは作者は1つの場面をいろんな観点から見ている感じを表現したかったのではないかと思うのだが、私の頭じゃこんがらがってしまって物語りに入り込めない。
誰に感情移入していいかも分からぬまま、早々に主人公が入れ替わりさらに混乱。。。
独特の文章もなかなか理解できずに、上巻を2/3くらい読みきったところでギブアップしてしまいました。
ああ、佐藤さんごめんなさい。
ハトさんもごめんなさい。