悪の教典 下 / 貴志祐介
下巻は質より量って感じですね。
文化祭の準備で学校に泊まる予定の生徒たちが次々に狙われてしまいます。抵抗しようとする先生・生徒がいるのですが結局は・・・。
通常あの状況になったら、窓などからみんな一斉に逃げる手段を取ると思うのですが、そこは小説。うまいこと閉じ込められます。
生徒たちの反撃は良かったですね。学校ということで机やいすを使ってバリケードを作ったり、部活で使用する武器を利用したり。
退学させられた彼が救ってくれるに違いないと思っていたのですが、残念ながらそうはいきませんでした。
最終的に友達を思う思いが最終的に事件を解決するというとてもきれいな終わり方です。
AEDが複線だったなんて、ほんとやられたーって感じでした。
久々に読み応えのある本で非常に満足させていただきました。
まだの人はぜひお読みください。